
💡 ざっくり言うと関係が動かなくなったとき、彼の前から静かに姿を消すことで状況を変える手があります。効くときは大きく効きますが、別れを引き受ける覚悟が要る手でもあります。ここでは仕組み、使う前に整えておくこと、条件の出し方、そして使わないほうがいい場合までお話しします。
📋 目次
もう無理かもしれない、と思ったとき
気持ちが冷めてしまった彼。いつまでも結婚の話が進まない彼。ほかに人がいる彼。体だけの関係のまま動かない彼。
話し合っても変わらない。待っても変わらない。
そういうときに使われる手があります。彼の前から、静かに姿を消すことです。
効くときは、はっきり効きます。ただし、関係そのものを賭ける手でもあります。そこも含めて、順にお話しします。
この方法が、何をしているのか
仕組みは単純です。
人は、当たり前にあったものを突然失うと、その価値にはじめて気づきます。
いつも使っているスマートフォンが、ある日いきなり壊れたとします。
そこではじめて、どれだけ頼っていたかが分かる。なくなったことで頭がいっぱいになる。人によっては、それだけで慌ててしまいます。
同じことを、関係の中で起こすということです。
連絡が途切れ、会えなくなり、これまで当たり前にあったものがなくなる。そこではじめて、彼はこちらの存在を考えはじめます。
そして彼のほうから連絡が来たときに、こちらの望む条件を伝えます。
先に、はっきりさせておきます
やり方の前に、三つ申し上げます。ここを飛ばすと、たいてい失敗します。
1 別れを引き受ける覚悟が要ります
これは、戻ってこない可能性を込みで使う手です。
戻ってくることを前提に始めると、途中で不安に負けます。そして中途半端なところで自分から連絡してしまい、以後この手は二度と効かなくなります。
2 相手を怖がらせることが目的ではありません
ここは、とくにお伝えしておきたいところです。
この手は、距離を置くことが本体です。相手に本気で身の危険を心配させることが目的ではありません。
恐怖で動かした相手との関係は、そのあと続きません。やりすぎないこと。これは効かせるための注意でもあります。
3 これを使わないと動かない関係なら
身もふたもないことを申し上げます。
こちらが姿を消さないかぎり真剣に考えてくれない相手だ、ということでもあります。
この手で一度は動いたとしても、そのあと同じ状態に戻ることは珍しくありません。使う前に、この関係を続けたいのかどうかを、一度だけ考えてみてください。
使う前に整えておくこと
そのうえで使うなら、下ごしらえがあります。
誰にも言わない
当たり前ですが、手の内がばれたら効果はなくなります。
彼本人はもちろん、まわりの人にも一切言わないでください。交流サイトにも書かないこと。どこから伝わるか分かりません。
連絡に「いつもの形」を作っておく
普段から、だいたい同じ時間にやりとりがある状態を作っておきます。
いつもの時間に来ていたものが来なくなれば、彼は早く気づきます。ここが効き方を左右します。
半年以上、言い合いのない時期を作っておく
これが、いちばん大事な下ごしらえです。
半年以上、穏やかで居心地のいい時間を積んでおくこと。
楽しかった記憶が多いほど、失ったときの落差が大きくなります。逆に、もめてばかりの関係でこれをやっても、やっと静かになった、と思われるだけです。
彼だけで頭がいっぱいの状態を、先にほどいておく
彼のことばかり考えてしまう状態のままでは、この手は持ちません。途中で必ず耐えられなくなります。
先に、気持ちの逃げ場を作っておいてください。
□ 時間を忘れて遊べる友人
□ 話を聞いてくれる、信頼できる相手
□ 没頭できる趣味
ひとつだけ条件があります。彼とつながりのない人にしてください。
そして、もし彼を失ったらそのあとどうするかを、先に考えておくこと。ここまでやっておくと、実行中に驚くほど落ち着いていられます。
実行のしかた
整ったら、実行します。
「あれが理由かもしれない」と思える状況を作っておく
前ぶれなく消えても効きますが、彼が理由を推測できるほうが、話が早く進みます。
たとえば結婚の話が進まない相手なら、デートの帰りぎわに「私は何月ごろには結婚したいと思ってるけど、どう?」と、こちらの希望と彼の考えを確かめておきます。
「仕事が落ち着いてから考えるよ」とかわされるかもしれません。その場では落ち込まず、笑顔のまま最後まで過ごしてください。
そして翌日から、静かに離れます。
この一手間があると、「結婚の話をはぐらかしたせいで見限られたのか」と、彼のほうで筋道が立ちます。理由の分からない消え方より、話がずっと早く進みます。
離れている間のこと
こちらから連絡はしません。軽い調子の連絡が来ても、返しません。
交流サイトの更新も止めてください。
ここで大事なのは、短く切り上げないことです。数日で戻ってしまうと、何も起きません。
そして繰り返しになりますが、相手が本気で心配するような状態まで引っぱる必要はありません。彼のほうから、きちんと向き合う連絡が来れば十分です。
条件の出し方
彼から連絡が来たら、こちらの望むことを伝える番です。
ここで大事なのは、自分の立ち位置を先に決めておくことです。
たとえば
体だけの関係が続いていて、そこから進みたいと思っていた場合。
伝えるのは、こういう形になります。
「私はちゃんとした関係になりたかった。でもその気がないと分かったので、残念だけど諦めます」
これは、遠回しにこう言っています。「その気があるなら、戻ります」
決めた立ち位置から、ぶれない
この立場をとったのなら、「そんなこと言わないで、これまでどおりでいようよ」には応じません。
応じてしまえば、こちらの伝えたことが本気ではなかったことになります。
返事をするのは、彼がこちらの望む関係を口にしてからです。そこまで待ってください。
言葉ではなく、行動を見る
最後が、いちばん間違えやすいところです。
世の中には、言葉だけで行動が伴わない人がいます。
「結婚したいと思ってるよ」と言い続けて、何年も何もしない。よくある話です。
だから、「戻ってきて、結婚しよう」と言われても、その言葉では戻らないでください。
伝えるのは、こうです。
「うれしい。ありがとう。でも私は行動だけを見ます。だから行動で示してほしい」
行動とは
□ 親への挨拶の日取りが決まる
□ 指輪の用意が進む
□ 実際に会う日と場所が押さえられる
形になってから戻ってください。
言葉だけの段階で戻ると、元どおりになります。そしていったん元に戻ると、この手はもう効きません。打つ手がなくなります。
ここで踏みとどまれるかどうかが、彼だけで頭がいっぱいの状態をほどいておいたかどうかで決まります。だから、下ごしらえが大事なのです。
効きにくいケース
最後に、向かない場合を挙げておきます。
□ 普段から連絡が気まぐれで、何週間も空くことがある(消えても気づかれません)
□ 職場が同じなど、元気でいることが彼に見えてしまう
□ 彼に本命の相手がいる
□ 彼が本気だった時期がほとんどない、あるいは完全に冷めている
□ 穏やかに過ごせた期間が、半年に満たない
ひとつ補足します。
こちらが「手に入った距離」にいるとき、彼は冷めているように見えます。けれどこれは冷めているのとは違うので、この場合は効果が期待できます。見分けがつきにくいところですが、区別してください。
当てはまるものが多いなら、この手は勧めません。このまま続けてもじり貧だ、とご自身で思えるかどうかで判断してください。
まとめ
要点を並べます。
仕組み
□ 当たり前にあったものを突然失うと、人はその価値に気づく
□ 連絡が途切れたあとに来た連絡へ、こちらの条件を伝える
使う前に
□ 戻ってこない可能性を引き受ける覚悟が要る
□ 相手を怖がらせることが目的ではない。やりすぎない
□ これを使わないと動かない関係なのか、一度考えてみる
下ごしらえ
□ 誰にも言わない。交流サイトにも書かない
□ 普段の連絡に「いつもの形」を作っておく
□ 半年以上、言い合いのない穏やかな時期を積んでおく
□ 彼以外の逃げ場を先に作る。失ったあとのことも考えておく
実行
□ 理由を推測できる状況を作ってから離れる
□ こちらからは連絡しない。短く切り上げない
□ 連絡が来たら、決めた立ち位置から条件を伝える。そこからぶれない
戻るとき
□ 言葉では戻らない。行動が形になってから戻る
□ 言葉だけで戻ると元どおりになり、二度と効かない
この手は、関係を賭けるものです。
賭けるだけの相手かどうかを、先に決めてから使ってください。