
💡 ざっくり言うと片思いの彼を誘うときにいちばん大事なのは、好意を悟られないことです。気持ちが伝わった時点で不利になる理由、下心を消す6つの誘い方、心理学を使った誘い方、そしてデートが決まったあとに気をつける5つのことを解説します。
誘いたいけれど、避けられたくない
気になる彼がいる。二人で出かけたい。でも誘い方を間違えて、気まずくなったり避けられたりするのはもっと嫌だ。
この悩みには、はっきりした答えがあります。
誘い方そのものより、「好意を悟られないこと」のほうが大事です。
理想を言えば、デートに誘わずに好きになってもらうのがいちばん安全です。とはいえ、接点のない相手に何もしないわけにもいきません。
そこで必要になるのが、下心を消したまま距離を縮める方法です。順にお話しします。
好意を悟られてはいけない2つの理由
「好きだと分かってもらったほうが早いのでは」と思われるかもしれません。ですが、気持ちが先に伝わると、たいてい不利になります。理由は2つです。
① あなたの行動が、下心として受け取られる
彼のためにした親切も、褒め言葉も、「自分を振り向かせるためにやっている」と見えた瞬間、素直に受け取ってもらえなくなります。
それどころか、重さとして届くこともあります。そうなると、彼のほうから距離を取られてしまいます。
② 「もう手に入った人」に見えてしまう
こちらのほうが深刻です。
多くの男性は、相手を手に入れようとする過程で、だんだんその人に価値を感じていきます。好きになってから追いかけるのではなく、追いかけているうちに好きになっていく、という順番です。
ですから、こちらの気持ちが先に分かってしまうと、その過程がまるごと飛ばされます。すでに手元にある人として扱われ、価値を感じてもらえなくなるのです。
「自分から告白してうまくいった」という話を聞いたことがあるかもしれません。ただ、そういう例のほとんどは、もともと彼のほうにも好意があったか、気づかないうちにこちらが先に好きにさせていたかのどちらかです。順番が違うだけで、結果は大きく変わります。
目指すのは、「話しているうちに、なんとなく気になるようになった」と彼に思わせることです。ここから先は、そのための具体的なやり方です。
下心を消す6つの誘い方
① いつも会える環境を作る
まず、いちばん効くのがこれです。
二人きりでなくてかまいません。恋愛とは関係のない理由で、いつも近くにいる状態を作ってください。
同じ職場、通っている店が同じ、共通の集まりがある。こうした関係が作れるなら、それがいちばん強い形です。会うのが難しければ、やりとりが続いている状態でも十分です。
この形が作れると、そもそも「誘う」という場面を作らずに済みます。一緒にいる時間の中で、あなたの良さが自然に伝わっていくからです。
これができない場合に、次からの方法を使ってください。
② 偶然を装う
わざわざ会いに行った、という形を残さないやり方です。
「明日、仕事でたまたまそっちの近くに行くんだけど、お昼でもどう?」
このひと言で、会うことが目的ではなく、ついでという枠組みに変わります。断られても、こちらが傷つく構図にならないのが利点です。
③ 恋愛以外の理由をつける
誘う口実を、彼の興味や事情のほうに置きます。
・「映画に詳しいって言ってたよね。一緒に観て、解説してほしいんだけど」
・「展覧会のチケットをもらったんだけど、絵が好きだって言ってたよね。行かない?」
・「家、同じ方向だっけ。じゃあ途中まで一緒に帰らない?」
ポイントは、「あなたと二人で過ごしたい」ではなく「あなたに用がある」の形にすることです。これだけでデート感が消えます。
④ 軽いノリで誘う
思いついたばかり、断られても気にしない。この軽さが、いちばん下心を消します。
雑誌を見ながら「あ、これ近所にできたんだ。明日あいてたら行かない?」くらいの調子で。「ごめん、明日は無理」と言われたら、「そっか、また誘うね」で終わり。
この軽さには大きな利点があります。断られても関係が傷つかないので、何度でも誘えます。一回に賭けなくていいのです。
もうひとつ、彼にお金・時間・手間がかからない誘いにしてください。負担が小さいほど、断る理由もなくなります。
⑤ 場所そのものの面白さを使う
話題の店、変わった企画、行ってみたくなる場所。「その場所に行きたい」が理由になっていれば、相手は誰でもよかったように見えます。
ただし、避けたほうがいい場所があります。花火大会、クリスマスの催し、夜景。恋愛の場面を連想させるものは、それだけで意図が透けます。
⑥ 気まぐれに見せる
最後がいちばん見落とされます。
偶然を装っても、口実を用意しても、毎回あなたから彼だけを誘っていれば、結局わかります。
ですから、他の人を誘う日も作る。こちらから連絡しない日も作る。「好かれているのか、ただの気まぐれなのか分からない」という状態を保ってください。
読めない相手のことを、人は考え続けます。その時間が、彼の中であなたの存在を大きくしていきます。
この6つを続けながら、少しずつ魅力を伝えていく。そして彼のほうから誘ってくるようになれば、段階がひとつ上がった合図です。
心理学を使った誘い方
ここからは、誘いが通りやすくなる型を3つ紹介します。難しいものではありません。
① 大きく頼んでから、小さく頼む
先に断られる前提の大きなお願いをして、そのあと本命の小さなお願いをする、という順番です。
たとえば、忙しい彼が相手なら――
「今度の休み、一日どこか出かけない?」
(断られる)
「じゃあ、ごはんだけでもどう?」
一度断った側には、次は応じたいという気持ちが働きます。だから二つめが通りやすくなります。
注意点がひとつ。最初の要求が現実離れしていると、その時点で引かれます。「一泊で旅行」のような飛躍はやめて、断られても不自然でない範囲にとどめてください。
② 「うん」を重ねてもらう
簡単な質問を続けて、「うん」と答える流れを作ってから、本題を出すやり方です。
「もうすぐ春だね」→「うん」
「服、好きだって言ってたよね?」→「うん、好きだよ」
「あったかくなると何着るか迷うよね」→「うん、迷う」
「今度、春服見に行かない?」→「うん、いいよ」
人は、肯定を重ねたあとに否定へ切り替えるのが苦手です。流れを作ってから本題を置く。それだけです。
③ 彼の仕草をさりげなく真似る
相手の動きをそっと合わせると、好意が生まれやすくなります。人は、自分と似た動きをする相手を、味方だと感じるからです。
口ぐせを使ってみる、彼が飲み物に手を伸ばしたら自分も飲む。その程度で十分です。
大事なのは「さりげなく」。気づかれるほど露骨にやると、かえって不自然に映ります。
この3つは、彼に好意を持ってもらうための下ごしらえです。好意が生まれていれば、誘うこと自体が難しくなくなります。
デートが決まったあとに気をつける5つのこと
誘えたら終わり、ではありません。ここから先で失速する人がとても多いのです。会う日が決まったら、次の5つを意識してください。
① 「重い」と思われない
男性がいちばん避けるのが、重さです。重いと思われると、出会いも片思いも交際も、そこで止まります。
重さとして受け取られやすいのは、次のようなものです。
□ 自分がどう見られているかを気にしすぎる
□ 後ろ向きな言葉が多い
□ 彼に頼りきってしまう
□ 尽くしすぎる
□ 行動を縛る
□ 求めることが多い
□ 彼の予定を振り回す
□ ずっと一緒にいる前提で話す
重さの正体は、はっきり言葉にできます。
「使うつもりのない労力」や「取るつもりのない責任」を求められていると感じたときのストレス――これが重さです。
気持ちの強さの問題ではありません。彼の側の負担感の問題です。
② 「幸せにするのが大変そう」と思わせない
多くの男性は、相手を幸せにしたいと思っています。そして同時に、その思いが強いぶん、「自分には無理だ」と感じた時点で手を引きます。
後ろ向きな話が多い、自分の話ばかりする、いつも不満そう、生活の水準が高そう。こうした印象は、「この人を幸せにするのは大変だ」という判断につながります。
「高嶺の花」という言い方がありますが、あれも同じ種類の避け方です。憧れられているようでいて、実際には候補から外されています。
③ 責任を感じさせない
男性は、責任という言葉にとても敏感です。引き受けると決めたら最後まで引き受けますが、決めるまでは全力で避けます。
そして、結婚を覚悟する直前まで、多くの男性は相手を「ずっと一緒にいる人」とは考えていません。いま隣にいる人、という程度の認識です。
ですから、先の話をしすぎないこと。将来、結婚、ずっと。こうした話題は、彼の中では「責任を求められている」という信号になります。会う日が決まったばかりの段階では、なおさらです。
④ 価値のある人でいる
身も蓋もない話をします。
男性は、価値を感じる相手にはいくらでも労力を使い、責任も取ろうとします。同じ行動でも、価値を感じている相手からなら重くならず、感じていない相手からだと重くなる。それだけのことです。
だから、付き合う前は平気だったことが、付き合って「手に入った」と思った瞬間に重くなるということも起きます。
デートの日も、そのあとも、彼が労力を使いたくなる相手でいること。ここが土台になります。
⑤ 「手に入った距離」に入らない
連絡が減った。誘いを断られるようになった。前は感じていた好意が感じられない。
こうなったときは、あなたの価値が下がったのではなく、距離が近づきすぎた合図だと考えてください。手に入ったと思われた瞬間に、追う理由がなくなるのです。
このときの対処ははっきりしています。連絡を控えて、少し放っておく。それだけです。
ただし、離れすぎてもいけません。ここが難しいところです。
自分とは関係なく幸せで、自分とは関係なく楽しそうで、自分の影響をまったく受けない相手に、男性は魅力を感じません。入り込む余地がないからです。
目指すのは、「自分でも無理なく幸せにできそう」「自分でも無理なく責任を持てそう」と思える距離です。
やることは、とても小さなことでかまいません。彼のちょっとした冗談で笑う。ちょっとした気づかいに「ありがとう」と言う。「自分の少しの行動で、この人は嬉しそうにしている」と伝わること。それが、いちばん効きます。
まとめ
片思いの彼を誘うときの順番は、こうです。
□ 好意は悟られない。伝わった時点で、追いかけてもらう過程が飛ぶ
□ まずは、恋愛と関係ない理由でいつも会える環境を作る
□ 難しければ、偶然を装う・口実をつける・軽いノリで・場所の面白さを使う
□ 毎回こちらから誘わない。読めない相手でいる
□ 大きく頼んでから小さく頼む。「うん」を重ねてから本題を出す
□ 会う日が決まったら、重さ・責任・距離の3つに気をつける
□ 彼の小さな行動に、ちゃんと喜んで見せる
誘い方の言葉を探している方が多いのですが、効くのはそこではありません。
「この人は自分のことが好きなのかもしれない。でも、よく分からない」
彼にそう思わせている間、あなたのことを考える時間が彼の中で増え続けます。急いで答えを出させないことが、いちばんの近道です。