
💡 ざっくり言うと先に身体の関係ができてしまい、そこから正式に付き合いたい。この状況で効くのは、気持ちを伝えることではなく、彼の側の条件を変えることです。彼がなぜ言い出さないのかと、本命になるための7つの手順、そして見切りをつける目安を解説します。
関係だけが先に進んでしまったとき
連絡を取り合い、二人で出かけているうちに雰囲気ができて、そのまま身体の関係になった。ところが彼は「付き合おう」とは言わない。会えば優しいのに、関係の名前だけがいつまでも決まらない。
珍しいことではありません。そしてこの状態で「私たち、どうなの?」と気持ちをぶつけても、たいてい前には進みません。
理由は単純で、彼の側にいま困っていることが何もないからです。会いたいときに会えて、責任は生じない。この条件が変わらないかぎり、彼が自分から関係を決める理由がありません。
ですから、やることは気持ちを伝えることではなく、彼の側の条件を変えることです。順番にお話しします。
彼が「付き合おう」と言わない理由
まず、彼の頭の中を知ってください。ここを誤解したまま動くと、たいてい逆効果になります。
前提として、多くの男性にとって、異性から求められないことはかなりこたえます。「誰からも相手にされない」という状態は、自分の価値そのものを否定されたように感じられるのです。
だから、自分に好意を持ってくれる女性は、とりあえず手元に置いておきたいという心理が働きます。本命がうまくいかないとき、周りばかりが充実して見えるとき、そこに連絡すると安心できるからです。
この心理を彼に当てはめると、はっきりしない関係を続けたい人の本音は、たいていこのどちらかです。
□ 好きでいてほしいけれど、付き合うところまでは考えていない
□ 本命とは別に、身体の関係だけの相手も持っておきたい
読んでいてつらい内容だと思います。ただ、これで全部ではありません。
実際には、内気で自信がなく、自分から言い出せていないだけという人もいます。関係を持ったことで、かえって「嫌われたらどうしよう」と動けなくなっているのです。
この2つは、外から見ているぶんには区別がつきません。だから推測をやめて、確かめにいく。それが次の話です。
動き出す前に、必ず確かめること
手順に入る前に、ひとつだけ先にやってください。彼に、決まった相手がいないかどうかの確認です。
ここを飛ばしたまま何か月も努力して、あとから既婚だったと分かる。実際にある話です。
聞き方には条件が3つあります。
□ 早い時期に(関係が深まるほど聞きにくくなります)
□ 不意に(身構える時間を与えない)
□ 会って、直接(文字だと取りつくろえます)
そして言葉選びがもうひとつの条件です。「彼女」と「奥さん」の両方を必ず入れてください。
「彼女はいるの?」だけだと、結婚している人が「いないよ」と答えられてしまいます。嘘をついている自覚すら持たずに済んでしまうのです。
ですから、聞くならこの一言です。
「彼女か奥さんはいるの?」
準備のないところに正面から聞かれると、多くの人はごまかしきれません。答えそのものより、答えるまでの一瞬をよく見てください。
本命彼女になるための7つの手順
ここからが本題です。先に全体像を出しておきます。
□ ① 関係の名前をはっきりさせる
□ ② 彼の反応を試す
□ ③ 満足度を7割で止める
□ ④ 駆け引きをやめる
□ ⑤ 一緒にいる理由を増やす
□ ⑥ 彼の言葉を観察する
□ ⑦ 行動だけを記録する
ひとつ先に言っておきます。先延ばしにするほど不利になります。あいまいなまま時間が経つと、彼の中で「このままで問題ない」が固まってしまい、関係を決めるハードルはむしろ上がっていきます。
① 関係の名前をはっきりさせる
最初にやるのは、いまの立ち位置の確認です。
そもそも、付き合うというのは「相手の心と身体を自分のものにする代わりに、自分の心と身体を相手に預ける」という約束です。身体の関係だけなら、彼はこの約束の片側だけを受け取っている状態になります。だから言い出さないのです。
確かめ方は2つあります。
ひとつは、そのまま聞くこと。「私たちって、どういう関係なのかな」と。
もうひとつが確実です。彼が、友人や同僚にあなたをどう紹介するか。ここで「彼女」「付き合っている人」とはっきり言わないなら、本人の中では恋人ではありません。言葉をにごす、名前だけ言う、紹介の場自体を作らない。どれも同じ意味です。
② 彼の反応を試す
前の章の「内気で言い出せないだけ」なのかどうかを、ここで切り分けます。
やり方は簡単です。いつもより少しだけ、好意を態度に出してみてください。連絡をいつもより多めにする、こちらからデートに誘ってみる。その程度で十分です。
そのうえで、彼の側に変化が出るかどうかを見ます。
脈がある反応は分かりやすく出ます。連絡が増える、これまでなかったのに彼から誘ってくる、外で自然に手をつないでくる。あなたの好意に、彼が乗ってきている状態です。この場合は、あいまいな関係から抜け出したいとこちらが伝えるだけで動くことがあります。
そうでない反応も、同じくらい分かりやすく出ます。
好意を示しても、何も変わらない。これは付き合う気がないと考えていい反応です。
もうひとつ、気づかないふりをされるという形もあります。典型的なのが、目的をすり替える返事です。
「今度の誕生日、二人で過ごしたいな」
「いいね、みんなでパーッと飲もうよ」
これは聞こえなかったのではありません。受け取ったうえで、二人の予定にしないよう外しているのです。やさしい断り方なので気づきにくいのですが、答えははっきり出ています。
それでも判断がつかないときは、やりとりの中で「あれ」と感じた瞬間を、日付とともに書き留めておいてください。一回ごとでは分からないことが、並べると見えてきます。
③ 満足度を7割で止める
ここが、この記事でいちばん効くところです。
人は、いまの状態に満足していると、その先へ進もうとしません。かといって不満だらけの関係でも、やはり進みたいとは思いません。つまり目指すのは、満足のすこし手前です。
目安として、彼の満足度が常に7割くらいのところで止めておく。これが、彼が関係を決めにくる条件になります。
まず、当てはまるものがないか見てください。
□ 深夜に「会いたい」と言われると、寝ていても出ていってしまう
□ 約束を直前で断られても、遅れて来られても、すぐ許してしまう
□ 会う場所は、ほとんど彼が決めている
□ 会えば、ほぼ毎回そういう流れになる
□ 彼の友人や職場、家族の話をほとんど聞いたことがない
ひとつでも当てはまるなら、いまは満足度が10割になっています。彼から見て、何ひとつ不足がない状態です。
直し方は、気持ちの問題ではなく回数の問題として考えてください。
会って身体の関係になる回数を、いまの7割程度まで減らします。そして空いたぶんを、あなたがしてみたいことに彼を誘う時間へ振り替えてください。行ってみたい店、観たい映画、やってみたいこと。何でもかまいません。
ここで見るのは、彼が付き合いで来ているのか、興味を持って来ているのかです。いくつか試すうちに、彼が乗ってくるものが見つかります。
そして、彼のほうから「またあれをやろう」と言い出したら合格です。身体の関係以外に、あなたと会う理由ができたということですから。
これを続けると、「あなたのしたいことに付き合う」が彼の当たり前になっていきます。拒むのではなく、置き換える。ここが要点です。
④ 駆け引きをやめる
③と矛盾して聞こえるかもしれませんが、別の話です。
本当は好きなのに急に連絡を絶ってみる。気持ちを確かめたくて「もう会わない」と言ってみる。こうした揺さぶりは、形を変えた「追いかける行動」です。
そして追われていると分かった相手は、追うのをやめます。自分が動かなくても関係が続くと分かるからです。狙いと逆のことが起きます。
もうひとつ、地味ですが重要なことがあります。問いかけられ続けることは、それ自体が負担になります。「どう思ってるの」「私のこと好き?」「なんで返事くれないの」。悪気はなくても、受け取る側には疲れが積もり、関係が停滞したり悪くなったりする原因になります。
ですから、彼との会話に疑問形が多いと感じたら要注意です。③でやっているのは揺さぶりではなく、こちらの時間の使い方を変えることだけ。違いはここにあります。
⑤ 一緒にいる理由を増やす
身体の関係だけが目的の場合、それが済んだ時点で、彼には一緒にいる理由がなくなります。だから帰る。だから次の約束をしない。
逆に言えば、理由が増えるほど、彼はあなたのそばにいる時間が長くなります。そして一つや二つでは足りません。数が要ります。
たとえば、こういうことです。
・人からきれいだと言われるなら、彼には「一緒に外を歩きたい」という理由が生まれます
・料理が得意なら、「あなたのごはんが食べたい」という理由が生まれます
特別なことでなくてかまいません。話していて落ち着く、店選びがうまい、仕事の話を面白く聞いてくれる。何でも理由になります。
いちど、彼がいまあなたに感じている価値は何かを書き出してみてください。ひとつしか出てこないなら、そこが問題の中身です。
⑥ 彼の言葉を観察する
相手の考えが読めなくなる、いつのまにか話が食い違う、急に理不尽な態度を取られる。こうしたことを減らすには、彼が実際に口にしている言葉そのものを見ることです。次の5つを意識してください。
1)その言葉で、自分にどんな感情が起きたか
言葉の意味より、受け取ったあとの自分の気持ちのほうが正確です。不安になった、急に申し訳なくなった。そこに彼の意図が出ています。
2)言葉と言葉、言葉と行動が合っているか
「人混みが苦手」「仕事が忙しい」と理由はいろいろでも、結果としていつも誘いを断っているなら、断り続けていることのほうが本音です。
3)自分の話をどこまでするか
自分の話ばかりする人、こちらの話をさえぎる人は、あなたへの関心が薄いと考えてかまいません。
4)誤解の生まれにくい話し方をするか
どうとでも取れる言い方をする人がいます。この場合、彼の言ったことと自分の理解が一致しているか、そのつど確かめる必要があります。手間がかかる相手だという事実は、覚えておいてください。
5)言葉を大事に使っているか
軽く嘘をつく、見栄を張る、根拠もなく言い切る、約束を簡単に破る。言葉を粗末に扱う人は、関係も粗末に扱います。
⑦ 行動だけを記録する
最後の手順です。うまくいかない恋で多いのが、言葉を真に受けすぎて、あとから深く傷つくという形です。それを防ぐ方法があります。
1)彼の行動を、日付とともに並べて書く
何月何日に会った、この日は連絡が来なかった、この日は急に来た。それだけです。出来事として並べると、感情から離れて見られるようになります。
2)彼の言葉やメッセージは書かない
ここが肝心です。会えない理由の説明はいくらでも来ますが、書き残すのは「会っていない」という事実だけ。理由は記録しません。言葉を入れた瞬間、記録が言い訳の保管場所になってしまいます。
3)数か月、続ける
一週間では何も見えません。口ではいくらでも調子のいいことが言えますが、行動には積もったものが出ます。数か月ぶんを並べれば、彼の本音はかなりはっきり分かります。
感情の動きを残したいときは、行動の記録とは別のところに書いてください。「この言葉で不安になった」「ここで急に幸せな気持ちになった」。気持ちが大きく動いた場面は、たいてい相手が何かを動かそうとした場面です。混ぜずに分けておくと、どちらも読み解きやすくなります。
半年が、ひとつの区切りです
ここまでやっても動かないことがあります。そのときのために、目安をお伝えしておきます。
こちらが近づいても彼が近づいてこない状態が半年以上続いたなら、彼にとってあなたは本命ではありません。
厳しい言い方に聞こえると思います。ですが、これはあなたに魅力がないという話ではありません。彼はもう答えを出していて、それを言わずに済む状況にいるというだけです。
半年という区切りを先に決めておくと、期限のない「待ち」に入らずに済みます。いちばん消耗するのは、断られることではなく、答えが出ないまま年単位で時間が過ぎることです。
揺さぶりに振り回されず、決めた期限で判断する。それができる人が、結果としていちばん良い相手に行き着きます。
まとめ
身体の関係から本命になりたいなら、順番はこうです。
□ 先に「彼女か奥さんはいるの?」を、会って、不意に、直接聞く
□ 関係の名前を確かめる。友人にどう紹介するかがいちばん正確
□ 好意を少し出して、彼の反応が変わるかを見る
□ 会う回数を7割に減らし、空いた時間を別の過ごし方に振り替える
□ 揺さぶりはしない。問いかけを重ねない
□ 一緒にいる理由を、ひとつでも多く作る
□ 彼の行動だけを、日付とともに数か月記録する
□ 半年動かなければ、期限どおりに切り上げる
この記事でお伝えしたかったのは、ひとつだけです。
気持ちを伝えても関係は変わりません。彼の側の条件が変わったときに、初めて変わります。
いま満たされきっている彼に、少しだけ足りない部分を作る。そして身体以外に、あなたと会う理由を増やす。やることはその2つです。
そのうえで動かなければ、それは相手の答えです。期限を決めて動いた時間は、無駄にはなりません。