
💡 ざっくり言うと元カレが忘れられないのは、気持ちが弱いからではなく「思い出す仕組み」が残っているからです。立ち直るための5つの方法を具体的に解説し、最後に、いちばん邪魔をしている「忘れない努力」についてお話しします。
📋 目次
忘れたいのに忘れられない、その理由
誰と会っても楽しくない。どこへ行っても、ふと元カレのことを考えてしまう。別れた原因を何度も頭のなかで再生してしまう。
大好きだった人との別れは、誰にとってもつらいものです。そして正直に言うと、この痛みは数日や数週間でおさまるものではありません。「早く忘れなきゃ」と自分を責めても、そこは短くなりません。
ただ、忘れられない状態が長引く理由には、はっきりした仕組みがあります。
人の心は連想でできています。ある物、ある場所、ある音楽が、それと結びついた記憶を勝手に呼び出す。忘れられないのは意志が弱いからではなく、思い出すきっかけが生活のなかに残っているからです。
だから、やることは「忘れようと努力する」ことではありません。思い出す回数そのものを減らすことです。以下の5つは、そのための具体的な手順です。
別れから立ち直る5つの方法
まず全体像を示します。
□ ① 元カレを思い出すきっかけをなくす
□ ② 心を外に向ける
□ ③ 考えの堂々巡りを止める
□ ④ 「手に入らない」「価値が低い」を確かめる
□ ⑤ 他の男性で上書きする
上から順に、できるところから手をつけてください。①と②は今日からできます。
① 元カレを思い出すきっかけをなくす
まずは、彼を連れてくるものを生活から外します。
連絡先、やりとりの履歴、写真、もらったもの。元カレに関わるものは処分してください。どうしても捨てられないなら、目に入らないところにまとめて仕舞うだけでもかまいません。大事なのは、日常のなかで不意に目に入らない状態をつくることです。
二人で行った場所にも、しばらく近づかないでください。そこに行けば、必ず思い出します。
やっかいなのは、別れたあとも彼から連絡が来る場合、あるいは職場や学校が同じで顔を合わせてしまう場合です。この状態が続くかぎり、痛みは何度でも新しくなります。
連絡は受けない。会う機会はできるだけ減らす。冷たいようですが、接触があるうちは前に進めません。これは彼を嫌うためではなく、自分の回復のためにやることです。
② 心を外に向ける
ひとりで部屋にいて、別れのことを考え続けている時間。これがいちばん心を削ります。
友達と出かけてください。カラオケでも食事でも、何でもかまいません。選ぶなら、からっとした性格の友達がいいです。人生経験が豊富で「失恋なんて大したことないよ」と笑い飛ばしてくれる人と過ごすと、それだけで頭が切り替わります。
そして、生活のリズムを整えてください。
・睡眠時間をきちんと取る
・朝、早く起きる
・軽く体を動かす(歩く、走る、体を伸ばすなど)
地味に見えますが、眠れていない状態では、どんな考え方も役に立ちません。まず体から立て直すのが近道です。
そのうえで、予定をできるだけ入れてください。目的は「楽しむこと」ではなく、別れについて考える時間を物理的に減らすことです。
③ 考えの堂々巡りを止める
執着が強いとき、不安が強いときは、同じことを何度も考えます。あのとき自分がああ言わなければ。彼はなぜあんなことを言ったのか。考えるたびに、また傷つく。
この堂々巡りを止める方法があります。
いま自分に起きている問題と、それに対する最善の対処法を、書き出すことです。
紙よりも、書き直しやすいものがおすすめです。何度も直すことになるからです。
そして、また同じことで悩みはじめたら、書いたものを読み返してください。すると、前とまったく同じ問題でまた悩んでいることに気づきます。
読み返して「これはもう最善ではない」と感じたら、いまの自分が最善だと思うものに書き直します。それだけです。
これを続けると、堂々巡りから抜け出せます。理由は単純で、「自分はいま、考えうるかぎり最善のことをやっている」と納得できるからです。人が同じことを考え続けるのは、答えが出ていないからではなく、答えに納得していないからなのです。
④ 「手に入らない」「価値が低い」を確かめる
少し冷たく聞こえる話をします。
人が誰かを忘れて前に進もうとするとき、心のなかでは次のどれかが起きています。
・もう手の届かないところにいる
・思っていたほどの相手ではなかった
・一緒にいることの負担のほうが大きい
あなたが「忘れよう」と思えているなら、すでにどれかに気づいているということです。
それなら、その気づきを言葉にして書き出してください。頭のなかにあるうちは、思い出が勝手に美化してしまいます。書いてしまえば、次に揺らいだときに読み返せます。
思い出は、放っておくと都合よく編集されます。言葉にしておくことが、その編集に対する唯一の防御です。
⑤ 他の男性で上書きする
とくに女性は、他に好きな人ができると、前の相手を忘れられます。上書きです。
ただし、手当たりしだいに人と会うことはおすすめしません。理由があります。
目の前の男性と元カレを比べて、「元カレのほうが手に入りそうだ」「元カレのほうが上だ」と感じてしまうと、かえって執着が強くなるからです。上書きどころか、逆効果になります。
ではどうするか。順番が逆なのです。
上書きが起きるのは、あなたのほうが魅力的になったときです。見た目を整え、自分を好きでいられる状態をつくると、周りからの扱いが変わります。声をかけられる機会が増え、そうしているうちに、気がつけば心が別の人に移っています。
「誰かを探す」のではなく、「探されるほうに回る」。これが上書きの正しい順番です。
いちばん邪魔をしているのは「忘れない努力」
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
やりとりの履歴を保存して何度も読み返す。彼の投稿を見に行く。復縁のために何をすべきか調べ続ける。
つらいときほど、こういうことをしてしまいます。でも、これは忘れるための行動ではありません。まぎれもなく「忘れないための努力」です。
本人は前に進もうとしているつもりなのに、やっていることは記憶の手入れなのです。ここに気づかないかぎり、どれだけ時間が経っても楽になりません。
やることは逆です。ここまでの5つを実行して、あとは時が過ぎるのを待つ。これだけです。
何もしていないように感じるかもしれませんが、思い出す回数さえ減っていけば、時間はちゃんと効いてくれます。心配しなくて大丈夫です。
それでも復縁が頭から離れないなら
忘れたい気持ちと、よりを戻したい気持ち。この二つが同時にあるのは、まったくおかしなことではありません。ただ、混ざったままだと、どちらにも進めなくなります。
だから、復縁についても正直なところをお伝えしておきます。
ひとつめ。復縁には、年単位の時間がかかることが多いということ。そして、最善を尽くしても叶わないことがあります。はっきり言えば、復縁は分の悪い賭けです。
ふたつめ。復縁を望む方の多くが「元カレより良い人は現れない」と信じていますが、実際にはそうとも限りません。手に入るかどうかもわからない相手より、確実に大切にしてくれる人のほうが、ずっと意味を持つことは珍しくないのです。
そのうえで、それでも気持ちが変わらないのなら。まずは別れの原因を、彼が口にした理由とは別に考えてみてください。「仕事が忙しい」が本当の理由とはかぎりません。会いたいと言い過ぎていなかったか、先を急ぎすぎていなかったか、尽くしすぎていなかったか。
そして、原因が見えたら、それを直せるかどうかを、ひとりで試す期間をつくってください。無理をしないとできないことなら、いずれ続かなくなります。この見極めは、復縁しなかった場合にも次の恋愛にそのまま生きます。
復縁を狙うときの6つの原則
やると決めたなら、押さえるところは決まっています。
□ 半年は彼の前から気配を消す
□ 正式に付き合い直すまで、体の関係を持たない
□ 自分からは連絡しない
□ 彼から連絡が来ても、3回に2回は返さない
□ 見た目を整える
□ 重くならない
とくに一つめです。さみしくなると「会いたい」と言ってしまいがちですが、泣きながら連絡するのは逆効果です。男性が女性の涙に弱いというのは、女性の側の思い込みであることが多いのです。
投稿の更新も控えて、近況が伝わらない状態をつくってください。近くにいた人が急に見えなくなると、人は気になります。男性はとくに、追われるより追いたい生きものです。
連絡が来ても、待っていましたとばかりに返さないこと。一日おいて、用件だけ短く返すくらいでちょうどいいです。まだ好きだと悟られないことが、この時期のすべてです。
そして、再会できたとしても、すぐに体を許さないでください。以前付き合っていた相手だと、お互いの心理的な壁が低く、その日のうちにそうなりがちです。
ですが、そこで応じてしまうと交際が再開しないまま、体だけの関係が続くことになりかねません。彼に本命がいて、少し遊びたいだけという可能性もあります。何度か普通のデートを重ね、正式に付き合い直してから。順番を守ってください。
いずれにせよ、この期間にやるべきことは「忘れる」ときとほとんど同じです。連絡を控え、自分を整える。どちらに転んでも、損にはなりません。
まとめ
元カレを忘れるためにやることは、この5つです。
□ 思い出すきっかけを、生活から外す
□ 心を外に向け、生活のリズムを整える
□ 問題と対処法を書き出して、堂々巡りを止める
□ 「手に入らない」「負担が大きい」を言葉にしておく
□ 自分を魅力的にして、上書きが起きる状態をつくる
そして、いちばん大事なこと。
やりとりを読み返す、投稿を見に行く、復縁の方法を調べ続ける。これらは全部「忘れない努力」です。まずここをやめてください。
いまはつらくて、この先のことなど考えられないかもしれません。それでも、思い出す回数が減っていけば、時間は必ず味方になります。
焦らなくて大丈夫です。新しい出会いは、あなたが前を向いたときに向こうからやってきます。