片思いの相手に思いを寄せ続けることは時に心を疲れさせ、前に進むエネルギーを奪うことがあります。そんなとき、どのように一歩を踏み出すべきか、多くの人が悩むところでしょう。今回は、恋愛相談の専門家であるSayoko先生にお話を伺います。
片思いから一歩を踏み出すための気づきとは?
片思いに疲れているとき、一歩を踏み出すためにはまず何に気づくべきですか?
私も初恋の人には、十年近く片思いをしていました。今でもその人のことを思い出して会いたくなることもあります。もう数十年もたっているのに、重症ですね(苦笑)。
自分の経験が元になるのですが、片思いとは言っても、ずっと毎日毎日その人を思い続けるのではなく、思いには波がありますし、時には他の人に目を向けたり付き合ったりする機会もあります。一途に思い続けるのは美しいのですが、一方独り相撲を取り続けている状態であるとも、どこかで気づいた方が良いでしょう。
「自分の思いが一方通行になっていないか?」「相手に迷惑になっていないか?」ぜひ、一度ご自身に問い直してみると良いです。自分をアピールするばかりで、彼のプロファイリングが出来ていないとしたら、それは本当に彼を愛しているとは言えません。
ぐっどうぃる博士がプロトコルで説明されている「猫の飼い方」の話は参考になります。一部引用しますと
「猫はお風呂が嫌いである。猫はあまり構われるのが好きではない。もしこれらを知らずに、猫に親切心でお風呂に入れようとしたり、いつも猫を構ったりすると、猫はその人に寄りつかない。猫を愛しているのに、猫に嫌われる事になる。
つまり、猫に好かれるには、猫をよく知る必要がある。正しい猫の扱い方で猫を可愛がる。それは猫に取っても心地よいのである。」
このお話のように、相手を良く知り、相手が望むものを与え、相手にとっても自分にとっても心地よい適切なコミュニケーションを取るのが、選ばれる秘訣になります。
「相手を好きでいること」と「相手から選ばれる」ことは別であると気づくと、次のステップが見えてくるでしょう。
片思いに疲れる原因と防ぐためのアドバイス
確かに、自分の思いが一方通行になっていないかを確認することは大切ですね。先生のところに相談に来る方の中で、片思いに疲れてしまう原因として、よく見かける行動や考え方のパターンがあれば教えてください。それを防ぐためのアドバイスもあれば、ぜひ伺いたいです。
相手のプロファイリングが足らないのが一点、もう一点は相談者様と彼に「共通項」が欠如していることです。
「彼はどういう女性が好き?」「彼は休日に何をしている?」「どのような芸能人が好き?」「彼はどのような家庭で育ち、どのような価値観を持っている?」「彼の好きな食べ物や花は?」と多方面に彼のことを尋ねてみても、彼のことをわかっていらっしゃらない方がいます。
さらに、例えば片思いの彼はクラッシック音楽が趣味でヴァイオリンを演奏するのに、ご自身はゴスロリ系だったりと、興味や住む世界が違うのに、彼に合わせようとする気がないと、いつまでたっても接点が生まれないので、平行線のままです。彼のことをもっとよく知り、彼から選ばれるように心がけましょう。共通点が多ければ多いほど、恋愛はうまくいきます。
それから、ぐっどうぃる博士の「男性が女性を分類する5つの距離」を知ると、彼にとって自分はどこにいるのかがわかります。片思いの多くの女性は「好きにさせたいだけ」または「身体の関係を持ちたいが付き合いたくない」に置かれているように感じます。
片思いから関係進展の共通点と成功例
なるほど、共通項の欠如が片思いの行き詰まりを招くことがあるんですね。先生が相談を受けている中で、片思いからうまく関係が進展したケースにはどんな共通点がありましたか?具体的なエピソードがあれば教えていただきたいです。
片思いが成就したケースをいくつも存じ上げています。
ある女性は、アラサーまで恋愛経験がなかったのですが、趣味活で知り合った男性とよく会うようになり、自分から告白しようとしているところを私が「ちょっと待って!彼に告白させましょう」と止めて、そのまま友達付き合いを続行させたところ、6か月後に彼から告白されて、その後すぐに結婚しました。
他には、やはりアラサーの女性で、同年代の同僚に片思いをして、告白した後に一回振られています。彼女はその後転職し、他の男性と付き合うのですがうまくいかない中、彼と偶然再会し、連絡を取り合うようになる中で、今度は彼から「付き合おう」と言われて、この方もその後順調に交際を続けて結婚しました。
共通点は「ティッピングポイント」だと思います。彼が告白するようになるタイミングまで待つと、その後トントン拍子にうまくいくようです。
片思いから進展するための最初の行動は?
最後にお伺いしたいのですが、片思いに疲れている方が実際に一歩を踏み出すために、最初に具体的にどんな行動を取ると良いのでしょうか?これまでのご経験から、初めの一歩として効果的だったアクションや心構えについて教えていただけると幸いです。
私の場合は、ある男性から片思いされてしまい、そのアタック攻撃を受け続けた時に自身を振り返り、いかに自分が間違っていたのかを気づかされました。まさに反面教師です。
先に申し上げましたが、片思いといってもずっと毎日毎日同じ熱度で彼を思い続けていることはなく、多くの場合どこかに「他との出会い」が生まれる隙が存在します。そのような時には他の男性と付き合うのも良いと思います。そのためには、環境を変えたり、出会いの幅や数を増やすのをおすすめします。私が初恋の男性から他に目を向けたのは、環境が変わって原理的に彼に会えなくなった時でした。
片思いに疲れたときこそ、少しだけ視野を広げてみてください。今の相手だけが、あなたにとっての「たった一人の人」とは限りません。環境を変え、新しい人と出会い、これまで知らなかった世界に目を向ける。そうすることで、いつの間にか「あの人しかいない」と思っていた自分の気持ちが変わっていることがあります。
片思いを終わらせるために、無理に相手を忘れる必要はありません。大切なのは、相手を思い続けることだけに、自分の人生を使わないことであり、あなた自身の世界を広げることが、次の恋への一歩になるのです。
今回はSayoko先生に、片思いに疲れているときに一歩を踏み出すための気づきについてお話を伺いました。先生は、片思いの感情には波があり、時には他の人に目を向けることもあると述べられました。重要なのは、自分の思いが一方通行になっていないかを確認し、相手のことを深く理解することです。共通項の欠如が片思いの行き詰まりを招くことが多いため、相手の興味や価値観を知り、接点を持つように心がけることが大切とされています。また、片思いが成就するケースでは、相手からの告白を待つ「ティッピングポイント」が鍵となることが多いと教えていただきました。片思いに疲れたときは、新しい環境や出会いを求めることで視野を広げることが、次の恋への一歩につながると示唆されています。