
💡 ざっくり言うと離れていると、確かめたくなります。ところが確かめる言葉ほど関係を削ります。ここでは言ってしまいがちな二つの言葉がなぜ効かないのか、遠距離が続く人が満たしている4つの条件、浮気が起きやすくなる状況、そして心当たりがあるときの動き方をお話しします。
📋 目次
離れていると、確かめたくなる
会えない日が続くと、彼が何をしているか分からなくなります。
ちゃんと想ってくれているのだろうか。ほかに人がいるのではないか。
気になって眠れない、ということもあると思います。
そこでつい、確かめたくなる。この確かめる行為が、いちばん関係を削ります。
まず、そこからお話しします。
「私のこと好き?」が効かない理由
不安になると、どうしても聞きたくなる言葉です。
けれど、これは言わないほうがいい。理由を、たとえでお伝えします。
食堂で、味を聞かれたとき
どこにでもある食堂でご飯を食べているとします。
呼んでもいないのに店の人が来て、にこにこしながら「お味はいかがですか」と聞いてきました。
特別おいしいわけではありません。普通です。
でも、聞かれてしまったら「普通です」とは言えません。たいていは気を遣って、「おいしいです」と答えるでしょう。
そして、その瞬間から少し居心地が悪くなります。
同じことが起きています
人は、努力をすると認めてほしくなります。
離れていても気持ちが変わらないように、こちらは精一杯やっている。だから、その気持ちを伝えたくなるし、相手の気持ちも確かめたくなる。
ところが、そのひと言が、それまでの努力を台無しにしてしまうことがあるのです。
彼が重く感じそうな言葉は、ぐっと飲み込んでください。
「もう別れよう」は、切り札ではありません
もうひとつ、よく使われてしまう言葉があります。
感情的になったときに出る、「もう別れよう」です。
なぜこれを使ってしまうのか。効くからです。
言った直後から、仕事最優先だった彼が時間を作るようになる。連絡がまめになる。会いに来る回数が増える。
なぜ効くのか
この言葉は、彼を不安にさせます。そして彼は、その不安から逃れるために言うことを聞くのです。
だから、一回だけなら、たしかに効果があります。
繰り返すと、逆に働きます
ところが、これが繰り返されるとどうなるか。
彼はそのストレスから身を守ろうとして、別れを受け入れる方向に傾いていきます。
一度別れてしまえば、二度とこの不安を味わわなくて済むからです。
一方、不安を抱えている側は、言えば彼が思いどおりになるので、何度も使うようになります。
心にもない別れ話には、ふたりの終わりを引き寄せる副作用があります。ここは忘れないでください。
遠距離が続く人が満たしている4つの条件
では、離れていても続く関係は何が違うのか。四つあります。
1 お互いにストレスがない
ストレスが溜まり続けると、そこからダメ出しや要求や言い合いが増え、最終的に浮気や別れにつながります。
大事なのは温度を合わせることです。連絡の頻度や態度から、彼の温度を測ってください。下がってきたらこちらも下げ、上がってきたら合わせる。
価値観が合っていることも効きます。ただし、合わせているこちらにストレスが溜まるなら、その関係は続きません。無理なく合わせられる範囲かどうかを、見てください。
2 一緒にいて得られるものが、負担を上回っている
この関係から彼が受け取るものが、かかる手間より大きい状態を保つ必要があります。
やることは二つです。ひとつは彼の負担を減らすこと。家まで送るのに時間もお金もかかるなら、最寄り駅までにする。それだけで続きやすくなります。
もうひとつはそのときどきで変わるものに合わせること。忙しい時期に必要なものと、余裕のある時期に必要なものは違います。長く続く人は、相手の状態に合わせて自分を変えられます。
3 先が見えている
こちらは結婚を考えていて、彼は考えていない。目指す先が違う関係は、いずれ終わります。
遠距離も同じです。この先ずっとこのままだと彼が感じたとき、彼は別れを考えはじめます。
ゴールが違うまま続けたいなら、自分のゴールは出しすぎないほうがいい。遠距離なら、いずれ一緒になりたいことはほのめかしておいてください。
4 相手だと思えている
他人ではなく、一緒にやっていく相手だと感じられている状態です。
ここまで来ると、少しストレスがあっても、利益が減っても、先が見えなくても続きます。
そうなるには、上の三つが長く満たされていること。そして彼に余裕がない時期にも、見放さないことです。
浮気が起きやすくなる状況
ここで、先に一つはっきりさせておきます。
浮気をするかどうかは、彼が決めることです。あなたの落ち度ではありません。
そのうえで、起きやすくなる状況というものはあります。知っておけば、手の打ちようがあるからです。
□ 相手を見つけるのに苦労しない(放っておいても人が寄ってくる)
□ ばれにくい(遠距離は、ここがどうしても弱くなります)
□ しないと決めていない(周りに「男は仕方ない」という人がいると、流されます)
□ 関係がすっかり慣れきっている(会話も、会い方も、同じことの繰り返しになっている)
四つめについて、補足します。
よく「女性としての魅力が落ちたからだ」という説明を見かけますが、それは違います。問題は見た目ではなく、ふたりの間に新しいことが何も起きていないことのほうです。
直せるのは、この四つめだけです。そしてそれは、ふたりでやることであって、あなたひとりの宿題ではありません。
心当たりがあるときの動き方
もしかして、と思ったとき。
連絡を増やさない
不安になると、連絡を増やしたくなります。会いに行きたくなります。
逆です。いったん止めてください。
理由は単純で、追われている状態では、相手は何も考えないからです。こちらが静かになってはじめて、彼のほうに「いなくなるかもしれない」という感覚が生まれます。
締めつけない
行動を細かく管理すると、たいてい裏目に出ます。締めつけるほど、自由にさせてくれる相手のほうへ向かいます。
分かったあと、どうするかはあなたが決めます
ここは、はっきり申し上げます。
許すかどうかを決めるのは、あなたです。関係を続けるために許さなければならない、ということはありません。
続けると決めるなら、次はないことを、言葉にして伝えてください。あいまいにしたまま続けると、同じことが起こります。
終わりにすると決めるなら、それも、まったく正しい選択です。
追いかけて引っ越してはいけません
ここは、とくにお伝えしたいところです。
気持ちが離れるのが怖くて、彼を追いかけて一緒に住みはじめる方が、たくさんいます。
その多くで、こうなります。
あなたは恋人ではなくなり、同居人になります。
家のことをやってくれる人、という位置に変わり、恋愛の感情はきれいになくなります。扱いは雑になり、ときには邪魔にさえ感じられるようになる。
そして彼は、別のところに相手を探しはじめます。
距離を詰めたくなったときほど、この順番で動いてはいけないと思い出してください。
ひとりの時間を、持てるかどうか
最後の話です。
ここまでやっても、遠距離は終わることがあります。
ただしそれは、普通の恋愛が終わるのと同じように終わるということです。遠距離だからではありません。
そのうえで、続けたいなら効くことがひとつあります。
ひとりの時間を楽しめることです。
辛い遠距離も、見方を変えれば、彼に縛られない時間がたっぷりあるということです。人生のうちで、そういう時間は思ったより短いものです。
習いごとでも、集まりでも、何でもかまいません。彼のこと以外で埋まっている時間が増えるほど、関係は安定します。
彼の浮気を想像して焦りながら動くより、彼と、彼を選んだ自分を、いったん信じてみてください。
まとめ
要点です。
言わないほうがいい言葉
□ 「私のこと好き?」…聞かれた側は気を遣って答えるしかなく、居心地が悪くなる
□ 「もう別れよう」…一度は効くが、繰り返すと彼が別れを選ぶ側に傾く
続く関係が満たしている4つ
□ お互いにストレスがない(温度を合わせる。合わせて苦しいなら続かない)
□ 一緒にいて得られるものが負担に勝っている(彼の負担を減らす。時期に合わせる)
□ 先が見えている(ゴールが違う関係はいずれ終わる)
□ 一緒にやっていく相手だと感じられている
浮気について
□ するかどうかは彼が決めること。あなたの落ち度ではない
□ 起きやすいのは、ばれにくく、決めておらず、関係が慣れきっているとき
□ 心当たりがあるときは、連絡を増やさず、締めつけない
□ 許すかどうかを決めるのはあなた。続けるなら、次はないと言葉にする
やってはいけないこと
□ 追いかけて一緒に住む。恋人ではなく同居人になる
離れている時間は、確かめるためにあるのではありません。
自分の時間として使えたとき、その関係はいちばん安定します。