
💡 ざっくり言うと遠距離の片思いは、片思いの中でもいちばん実りにくい形です。それでも進めたい方のために、告白の時期、引っ越し後の半年の使い方、下心を隠す方法、距離の保ち方、そして引き返すべき条件までをお話しします。
📋 目次
正直に申し上げると、いちばん難しい形です
転勤で彼が遠くへ行ってしまった。交流サイトや対戦ゲームで知り合って好きになったら、住んでいる場所が離れていた。
こうしたご相談は、本当によくいただきます。
そして最初に申し上げておかなければならないことがあります。
遠くにいる相手への片思いは、片思いの中でもっとも実りにくい形です。
おすすめはしません。それでも進めたいという方のために、勝率を少しでも上げる方法をお伝えします。
なぜ、遠くにいる相手は選ばれにくいのか
難しい理由は、はっきりしています。
人は、毎日目に入る人の中から相手を選ぶからです。
探し回って理想の人を見つけるのではありません。近くにいて、何度も顔を合わせるうちに、その中から好きになる。これが普通の順序です。
そこに、男性側の事情が重なります。
□ 付き合っても、なかなか会えない
□ 会うたびに交通費と時間がかかる
□ 近くに、会おうと思えばすぐ会える相手がいる
わざわざ遠い相手を選ぶ理由が、彼の側にありません。
ここを分かったうえで進めてください。分かっていないまま動くと、こちらばかりが消耗します。
その1 離れる前に告白しない
彼の転勤が決まった。離れてしまう前に気持ちを伝えたい。
こう考える方はとても多いのですが、これはやめてください。
理由は単純です。彼がまだこちらに魅力を感じていない段階で伝えても、断られて終わるだけだからです。
そして一度断られると、遠距離になったあとに立て直すのは、ほぼ不可能になります。
ではどうするか。
まだ近くにいるうちに、できるかぎり仲良くなっておいてください。
目標は告白ではありません。離れたあとも、当たり前に連絡を取り合える関係を作っておくことです。
□ こちらの良いところを、近くにいる間に知ってもらう
□ 連絡や通話が自然に成立する状態にしておく
□ 気持ちは伝えないまま、遠距離に入る
この形で遠距離に移れれば、まだ勝負はできます。先に告白してしまうと、そこで終わります。
その2 引っ越してから半年が勝負
彼が遠くへ移った場合、最初の半年がいちばん大きなチャンスです。
なぜなら、そのころの彼には新しい土地にまだ人間関係がないからです。
知り合いがいない。話す相手がいない。そういうときに連絡を取り合える相手は、自然と大きな存在になります。
この半年のあいだに、彼の心のよりどころになってください。
半年を過ぎたら、態度を変える
ただし、ここには続きがあります。
時間がたって、彼が向こうで人間関係を作り終えると、こちらは必要とされなくなります。
そのとき、絶対に彼を縛ろうとしないでください。
連絡が減ったことを責める。最近冷たいと伝える。こうした行動で、それまで積み上げたものが一度に崩れます。
必要とされなくなったら、こちらも静かに引く。これができる人だけが、そのあとも関係を保てます。
遠くへ行ったのが自分のほうなら
逆に、引っ越したのがこちらの場合。
このときは、よりどころが彼のいる土地にある、という形を作ってください。
たとえば、こう伝えます。
「こっちに来てから友達がひとりもいなくて、つい連絡しちゃう」
こう言っておけば、連絡する理由が「さみしいから」になります。好意が理由ではなくなるので、何度連絡しても下心を疑われません。
その3 会いたい気持ちを隠す口実を持つ
遠距離の片思いで、いちばん難しいのがここです。
こちらの気持ちを、行動そのものが暴いてしまうからです。
近くにいれば、たまたま会うことができます。ところが遠くにいると、自分から通話をかける、連絡を送る、会いに行く。この三つしか手段がありません。そしてどれも、わざわざやったことが分かります。
ですから、行動のたびに、恋愛以外の理由を用意してください。
彼が交流サイトや対戦ゲームをする人なら
これは恵まれています。そこに居るだけで、自然に接触できるからです。
同じ場にいて、楽しくやりとりする。それだけで、こちらの感じのよさは十分に伝わります。わざわざ連絡をつける必要がありません。
そういう場がない場合
理由を作ってください。たとえばこういう形です。
□ 「話が合うから、つい連絡しちゃう」
□ 「ちょっと相談したいことがあって」
会いに行くときも同じです。
□ 「仕事でそっちに行く用事があるから、よかったら夜ごはんでも」
ついでに立ち寄った、という形にする。会いに行ったのではなく、たまたま近くにいた。この形を崩さないでください。
その4 遠さを感じさせず、近づきすぎない
ここは、さじ加減の話になります。
まず、遠いという事実そのものが、彼の気持ちをしぼませます。会いたいときに会えない、会うには金がかかる。これだけで、彼の中では候補から外れていきます。
ですから、遠さを感じさせない工夫をしてください。
□ 用事があって、その土地へよく行っている状態を作る
□ 長距離の移動をまったく苦にしない人だと思わせておく
彼から見て「そんなに遠くないのかもしれない」と思えれば、それだけで見え方が変わります。
ただし、寄りすぎると逆になります
一方で、こちらが不安になって距離を詰めにいくと、別の問題が起きます。
□ 彼の住む地域へ引っ越そうとする
□ 彼が望んでいないのに、毎日連絡を入れる
これをやると、彼の中でこちらは「もう手に入っている相手」になります。
そうなれば、追いかける理由がなくなります。遠距離では、離れすぎと同じくらい、近づきすぎが危険です。
手が届きそうで、届かない。この位置を保ってください。
その5 彼のほうが熱くなっているとき
彼からよく通話がかかってくる。会いたいと言ってくる。
この状態になったら、彼の執着をさらに強める段階です。
やることは決まっています。
□ 彼からの通話には必ず出る
□ こちらからも、時々は連絡する
□ 会いたいと言われたら、どんどん会う
彼の連絡が減ったら
もし途中で彼の連絡が減ってきたら、こちらは彼と同じか、それ以上に減らしてください。
減った分を埋めようとすると、必ず追う側に回ります。相手が引いたら、こちらはもっと引く。この反応を覚えておいてください。
顔を目に入れておく
遠距離では、彼の目にこちらの顔が入る回数が、そのまま執着の強さになります。
□ 出かけた先で、景色と一緒に写りのよい写真を送る
□ 同じ交流サイトを使っているなら、写りのよい写真を時々載せておく
見るたびに、彼の中の存在感が増していきます。
盛り上がっているのに、付き合おうと言わないとき
ここが分かれ目です。
よく会う、よく話す、明らかに好かれている。それなのに、彼が付き合おうと言わない。
このときは、全部止めてください。
□ こちらからの連絡をやめる
□ 通話にもあまり出ない
□ 何をしているか話さない
□ 会いに行くのをやめる
遠距離には、ひとつだけ有利な点があります。距離を置くのが簡単だということです。
近くにいれば、会わないようにするのは不自然になります。遠ければ、何もしなければ自動的に離れます。この性質を使えば、彼の口から言わせやすくなります。
その6 先の話は、価値を感じさせてから
彼がこちらに価値を感じていて、なおかつ飛行機や新幹線でしか会えないほど離れている場合。
このときだけ、先の見通しを見せてください。
たとえば、こういう言い方です。
□ 「二年後くらいに、仕事でそっちに住むかもしれない」
□ 「今のところにこだわりがなくて、どこでも住めるんだよね」
遠さが理由で踏み出せない彼に、その理由が消えるかもしれないと思わせるわけです。
ただし、これは使いどころを間違えると危険です。
彼がまだこちらに価値を感じていない段階で言うと、そのまま「手に入った相手」になります。そして彼の気持ちは冷めます。
順番を守ってください。価値を感じさせるのが先、先の話はそのあとです。
引き返すべきとき
最後に、いちばん大事なことをお伝えします。
ここまで手順をお話ししてきましたが、それでもこの形はおすすめしません。
理由は二つです。
ひとつは、これまで述べたとおり実る確率が低いこと。
もうひとつは、こちらのほうが大事です。
この人でなければならない、という男性は、この世に存在しません。
まだ付き合ってもいない、遠くにいる男性に執着し続けるのは、割に合いません。近くに、同じかそれ以上の男性が必ずいます。
手順を試して、半年たっても彼の側に何の変化もない。連絡はいつもこちらから。会うのもこちらが動いたときだけ。
そうなっていたら、そこで区切りをつけてください。それは負けではなく、時間を取り戻したということです。
それでもどうしても彼がいい、という方は、ここまでの6つを使って、他では代えがきかない相手だと彼に思わせることです。
まとめ
遠距離の片思いで心がけることを、並べておきます。
□ 人は毎日会う人から相手を選ぶ。遠いだけで最初から不利
□ 離れる前に告白しない。連絡が続く関係だけ作って遠距離に入る
□ 彼が引っ越したなら、最初の半年がいちばんのチャンス
□ 半年を過ぎて必要とされなくなったら、縛らずに引く
□ 自分が引っ越した側なら「友達がいなくて」を連絡の理由にする
□ 連絡も訪問も、恋愛以外の口実をつける
□ 遠さを感じさせない。ただし詰めすぎると「手に入った距離」になる
□ 彼が熱いときは通話に必ず出て、写真で顔を目に入れておく
□ 彼の連絡が減ったら、こちらはそれ以上に減らす
□ 盛り上がっているのに告白がないなら、全部止めて距離を置く
□ 先の見通しを見せるのは、価値を感じさせたあとだけ
□ 半年動かなければ区切りをつける。代わりのいない男性はいない
遠くにいる相手を想う時間は、どうしても長くなります。
その時間を使うだけの価値がある相手かどうかを、ときどき確かめてください。