
💡 ざっくり言うと彼氏を怒らせてしまったときは、正しさを説明するより先に、彼の怒りを鎮める必要があります。謝罪の4つのポイントと、やってはいけない3つのことを具体的に解説します。順番を間違えると、直せる失敗が別れに変わります。
最初に知っておいてほしいこと
約束をうっかり忘れてしまった。待ち合わせに大幅に遅れた。言ってはいけないことを言ってしまった。彼を裏切るようなことをしてしまった。
自分が悪いとわかっているとき、どうするのが最善なのか。ここから具体的にお話しします。
まず、いちばん大事な前提です。
人間関係は、道理ではなく感情で動いています。
あなたの側にどれだけ事情があっても、彼が怒っているあいだは、その事情は届きません。順番が決まっているのです。まず彼の怒りを鎮める。話はそのあと。これを逆にした瞬間、直せたはずの失敗が別れに変わります。
怒りを鎮めるためにすることは、次の4つに沿って、心から謝ることです。
正しい謝り方 4つのポイント
□ ① すぐに謝る
□ ② 120パーセント自分を悪くする
□ ③ 言い訳をしない
□ ④ 許しを請わない、要求をしない
ひとつずつ説明します。
① すぐに謝る
謝るのが早いほど、相手は誠実さを感じます。
逆に、間が空くほど「どう言い逃れるか考えていたのでは」と受け取られます。時間は、こちらの誠意を削る方向にしか働きません。言葉が整っていなくてもかまわないので、先に謝ってください。
② 120パーセント自分を悪くする
ここが、いちばん効きます。
やることは単純です。彼がこれから言うであろう非難を、彼より先に、自分の口で言ってしまうのです。
たとえば1時間遅刻したなら、「1時間も待たせるなんて、人として本当にありえないことをした」。約束を忘れていたなら、「寒いなか、ずっと待たせてしまったんだよね」。相手を深く傷つけてしまったなら、「あなたは私を信じてくれていたのに、私はそれを裏切って、傷つけた」。
ポイントは、自分がしたことの説明ではなく、彼が味わった気持ちのほうを言葉にすることです。
これを聞くと、彼のなかで何かが変わります。「この人は、自分がどんな気持ちだったかわかっている」と感じられるからです。わかってもらえたと感じた瞬間に、怒りは行き場を失います。これが、感情を鎮めるということです。
③ 言い訳をしない
あなたとしては、なぜそうなったのかを正確に伝えたいはずです。少しでも事情をわかってほしい。当然の気持ちです。
ですが、それを今言うと、彼の怒りは収まりません。
いま彼の頭のなかは、あなたを責めることでいっぱいです。その状態では、どんな内容であっても、あなたの言葉は「自分を守るための言い訳」にしか聞こえません。正しいことを言っても同じです。むしろ正しいほど反発されます。
では、事情はいつ伝えるのか。
実は、彼の気持ちが落ち着くと、あなたが言いたかった言い訳を、彼のほうから言ってくれることがよくあります。「まあ、あのときは仕方なかったのかもしれないけど」というように。
あるいは「じゃあ、どうしてそんなことをしたの」と聞いてくれることもあります。
そのときも、勢いよく説明してはいけません。ためらいながら、控えめに伝えてください。彼を悪者にする言い方は絶対に避けます。そして話し終えたら、すぐにこう付け加えてください。
「でも、こんなのは言い訳にならないよね」
この一言があるかないかで、伝わり方がまるで違います。
④ 許しを請わない、要求をしない
謝ったあとに「だから別れないでほしい」「だから許してほしい」と続けたくなります。これをやってはいけません。
要求を付けた瞬間、謝罪の意味が変わってしまうからです。彼には「許されるために謝っているだけだ」と伝わります。そうなると、反省しているとは思ってもらえません。
謝罪は、謝罪だけで終わらせる。これが鉄則です。何かを得るために謝るのではありません。
謝るときにやってはいけない3つのこと
4つのポイントを押さえたうえで、次の3つに気をつけてください。
1. 何を言われても耐える
謝っている最中に、彼があなたを傷つけることを言ってくるかもしれません。今回とは関係のない過去の失敗を持ち出したり、性格の欠点を指摘してきたり。
それでも、耐えてください。
彼は感情的になって言っているだけです。ここで反論すれば、火に油を注ぐだけになります。このときばかりは、傷つく言葉も必要以上に受け入れて、彼の気持ちが収まるのを待ってください。
理不尽に感じるはずです。それでも、目的は言い負かすことではなく、関係を元に戻すことです。
2. 泣かない
これは意外に思われるかもしれませんが、泣くと、多くの男性はうんざりします。
理由があります。あなたが泣くと、彼は「弱っている女性をいじめている人」「かわいそうな人を責めている人」という立場に置かれてしまうからです。
さっきまで、彼が傷つけられた側でした。それが泣いた瞬間に入れ替わってしまう。立場を奪われた形になるので、不愉快になるのです。
泣きそうになったら、席を立ってください。少し離れたところで気持ちを整えて、彼に見えないところで泣きましょう。
3. 謝った内容を、そのあと実践する
遅刻でも、約束を忘れたことでも、裏切りでも同じです。謝って反省したなら、二度と同じことをしてはいけません。
謝罪で口にしたとおりの人間にならなければ、その謝罪には意味がなかったことになります。
そして、同じことを繰り返すと、もっと困ったことが起きます。あなたの言葉そのものが力を失うのです。次に別の失敗をしたとき、何を言っても信じてもらえなくなります。打つ手がなくなってしまいます。
謝罪は一回ごとの行為ではなく、そのあとの行動とセットで初めて成立します。
それでも「別れたい」と言われたら
正しく謝っても、彼が別れを口にすることはあります。
そのときは、別れたくないという気持ちを一度伝えるのはかまいません。ですが、すがってはいけません。素直に受け入れてください。
意外に思われるかもしれませんが、そのほうがやり直せる可能性は高くなります。すがられると彼の感情はさらに高ぶりますし、こちらが引くことで、彼の側が冷静になれるからです。
そしてもうひとつ。いちばん大事なのは、ふだんから良い関係を積み上げておくことです。
一度の失敗で失われてしまう関係と、一度の失敗くらいでは揺るがない関係があります。この差は、謝り方ではなく、それまでの時間でつくられています。
まとめ
彼氏を怒らせてしまったときは、この順番です。
□ すぐに謝る
□ 彼が言いたいことを、彼より先に自分で言う
□ 言い訳はしない。聞かれたら控えめに答え、「言い訳にならない」と添える
□ 許しや要求を付け加えない
□ 何を言われても耐える
□ 泣かない
□ 謝った内容を、そのあと行動で示す
頭ではわかっていても、実際にその場に立つと、説明したくなりますし、涙も出ます。当たり前のことです。
それでも、自分の感情をこらえて、正しい順番で謝れるかどうか。ここで別れが遠ざかるか近づくかが決まります。
いま彼が怒っているということは、あなたに気持ちがあるということでもあります。落ち着いて、順番どおりにやってみてください。